“伝えたつもり”になっていませんか?
- 2025.07.11
- ブログ
業務やプライベートでも、「言ったはずなのに伝わっていなかった」「そこまで説明しなくても分かると思っていた」というようなすれ違いが生じることは少なくありません。
とくに現場やチームでの作業では、伝える側の“つもり”と、受け取る側の“理解”との間に小さなズレが生まれがちです。
その原因の多くは、「自分はこう思っている」という前提で、相手の立場や状況を十分に想像しきれていないことにあります。
たとえば、指示書の内容で記載を省略してしまったり、「これくらいやってくれるだろう」といった期待を含んだ曖昧な伝達は、トラブルの元になります。
こうしたときに大切なのは、相手がどう受け取るかという視点を持つことです。
一言を丁寧に加えることや、少しの補足をするだけで、仕事全体がぐっと円滑に進むこともあります。
通勤中の電車内、社内での会話、外部とのやりとりなど、私たちは日々、さまざまな場面で他者と関わっています。
だからこそ、日々の言動に「相手への配慮」があるかどうかが必要になってきます。
ほんの少し相手に歩みよることで、業務の精度を上げるだけでなく、信頼関係を深め、チーム全体の雰囲気を良くすることにもつながります。
丁寧なコミュニケーションは、派手な成果としては見えにくいかもしれませんが、確実に職場に安心感と信頼を育ててくれます。
「伝えたつもり」ではなく「きちんと伝わったかどうか」に心を配ること。
その積み重ねが、円滑な業務だけでなく、良好な人間関係を築く土台になります。
忙しい日常の中でも、少し立ち止まり、相手の立場や受け取り方に意識を向けることが、結果的には自分自身の仕事やチーム全体をより良い方向へ導いてくれるはずです。